生活に溶けるエレクトロニカ、totokokoというレーベル

      2016/03/02

ニッチな音楽には少数ながら質の高いフォロワーがつくものだと思うので、そんな方々にとあるレーベルを紹介します。

さて、今や掃いて捨てても余るほどあるネットレーベル。

そのほとんどは特に注目もされることもなく消えていくのだが、僕はあるレーベルをずっとチェックし続けている。

その名前は、totokoko label  

totokokologotop

デザイン性のないホームページですが、コンスタントにリリースを続け、そのどれもがフリーダウンロードです。

このレーベル過渡期のなかでフリーダウンロードオンリー。リスクも負わずにのんびりと小さく活動しているかと思いきや、どれも曲の質が高い。

生活に溶けるアルバムがある

特に、for colored seasonという、季節に合わせてリリースしているコンピレーションアルバムがすばらしい。

募集要項に、音に関しましては、環境音、生活音等の、フィールドレコーディングのみとします。

と書いてあるとおり、環境音で構築した、生活に溶けるアルバムになっています。耳にいい。

このレーベル、フリーなのに、(と言ったら悪いが)ブランドがあるんですよね。

僕だったらプロフィールにtotokokoからリリースって載せますもん。

音楽だけではない

totokokoのリリースには音楽だけじゃなく、写真や絵も含まれています。

なかでも僕はmayumi ishiharaというフォトグラファーの作品が好きです。

mayumi1

アイキャッチの画像はその方の作品なんですが、モノクロでとても雰囲気あります。

なんというか、こういったちょっと抽象的で空間をうまくとらえた写真はアンビエントやエレクトロニカと相性がいいですね。

エレクトロニカやアンビエントのレーベルは写真や絵もリリースしてるとこ多いですが、そのほとんどが音源のアートワークに毛が生えたような扱いなんですよね。

ここみたく、がっつりその媒体のみでリリースしているのは珍しいんじゃないですかね。

いいです、その姿勢。好きです。

フリー配信レーベルの見本のような存在に

まだネットレーベルの歴史は始まったばかりですが、もう衰退を見せ始めているという声もたくさん聞きます。

そんな中、このtotokokoはひとつの見本のようなレーベルだと思うんですね。

ジャンルを広げず、ニッチなところで高い質を維持し続ける。

正直フリーダウンロードのネットレーベルはごっこ化してるところが多いです。

リスクも侵せないし、財力も時間もないのでそうなるのは仕方ない。

ただ、totokokoのように信念がはっきり読み取れて質の高いレーベルって個人レベルではそんなにない気がします。

これからも追っていきます。

みなさんも是非じゃんじゃんダウンロードしてパソコンの前ですばらしい四季を感じてみて下さい。

ちなみに、totokokoからMiche(現:宮田涼介)ってアーティストがリリースしているんですが、彼が共同運営しているfumin.というレーベルも素敵です。

ここもアンビエント系のレーベルなんですが、ここのレーベルはまた機会を改めて!

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