Sigur Rósの新作MVから見る不自然の調和の美しさ

   

Sigur-Ros

最近公開されたSigur rosのMVはもう見ただろうか?

壮大な荒野から始まる同MV、突然白眼の女性が出てくるのがまずショッキングだ。

1分40秒あたりの歌が入るまでは、まさに実験音楽。

ノイズと逆再生が入り混じっていて、明らかにバンドサウンドのそれとはかけ離れている。

Sigur rosの今回のMVにしてもそうだが、最近不自然なMVでの傑作が多い気がする。

 

Óveður

全編を通して「よく分からない」が、生々しくて美しいSigur rosの世界観を絶妙に表現している。

特筆すべきは、美しい風景と小汚い女性のアンバランス感。

壮大さとスローモーションが、その不自然感にさらに拍車をかけている。

片目が潰れている犬もそうだが、「完全」な風景と「不完全」な生き物の対比が芸術的だ。

 

Coldplay「Up&Up」

合唱するサビが印象的なColdplayのUp&Up。

このMVもめちゃくちゃカッコイイんだけど、やっぱり不自然さが主役だ。

特にストーリーがあるわけでもないが、大小、常識をひっくり返した演出がもはや天才的だ。

 

不自然の調和

常識からちょっと故意的に外し不自然さをつくるだけで、こんなにも引き込まれる。

不完全なものの美しさってずっと前から人類は知っていたことだけど、いざそれを作ろうとすると難しいものだ。

音楽しかり、映像しかりだ。

これから音楽作るときは参考にしたいこの不自然の調和。

ただ、バランスを間違えるととんでもなくダサくなってしまうから注意。自戒を込めて。

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