ゲームボーイでダブ。Quarta 330のアイデンティティー

      2016/04/21

quarta330_live

Quarta 330というアーティストをご存知だろうか。

彼が紹介される時には必ずと言っていいほど、ゲームボーイという言葉が発せられる。

紹介の通り、ゲームボーイを使って楽曲を制作している。

8bitのゲーム音楽っぽいエレクトロニカだが、やたらとビートがかっこいい。

 

ゲームボーイ

ゲームの実機を使って音楽を作る人、実は驚くほどに珍しい、という訳ではない。

安っぽい音は独特だし、何より話題性がある。

だが僕はそういった"飛び道具使い"が好きではない。

 

Chiptune-Setup-Game-Boys-940x250

 

例えば、

「iPhoneだけで曲作ったりライブしたりしてます」

然り、

「GarageBandしか使ってません」

然り、それをアイデンティティーにするのは違うでしょ、ということ。

 

その機材ならではの音や機能を使ってるならまだしも、上位版の方ができることも多いしかっこよくなる場合がほとんどだろう。

機材の貧相さを売りに他人と差別化するのはどうも"ズレている"気がするのだ。

「俺、これっぽっちの機材でこんな音楽作れるぜっ!」って言ってるように聞こえるんだよね。

 

 

正直かっこいいならどうでもいい。

canooooopyはGarageBandオンリーだが、サンプリングだけなので事足りる。加えてめちゃくちゃかっこいい。

 

 

しかし機材にアイデンティティーを持ちたがる人に限ってありふれたエレクトロミュージックをやっているものだ。(偏見です)

 

Quarta 330はどっちだ

話を戻して、Quarta 330を聴いてみる。

 

うん。かっこいい。

曲によってはあんまり好みじゃないとこもあるが、ビートもチープな音もかっこよく使いこなしている。

 

これなんかゲームっぽくてすごい好きだ。

安っぽい音とノイズの相性がいい。

 

もともと自分でそんなにゲームボーイ推ししてないっぽいし、飛び道具のくだりはただの僕の戯言くらいに読んでほしい。

 

だいたい、Radioheadのトム・ヨークに気に入られるくらいだからかっこいいに決まっていたのだ。

 

考察

こういったピコピコミュージックって、音が詰まってビートが小気味良くないとあまりかっこよくないのだが、Quarta 330は抜き加減がいい。

ガチガチに詰まってるかと思えば、絶妙な空白を作ったりもできる。

 

そういう器用さがチップチューンには必要なのだろう。

 

長々と自分の好みを語っただけだが、要するに、かっこよければなんでもいいや、ってことだ。

 

 

 

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