全DTMerは聴け。OUTATBEROというバンド

   

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日本におけるアンダーグラウンドな音楽シーンの最重要地、京都。

クラブMETROや、数多く存在する個人レコード屋の周りに群がるように、様々な感性を持つミュージシャンがたくさん集まり、独自の音楽文化を形成してきた。

そんな京都のアングラシーンの中で、一層強烈な個性を放つバンドが存在する。

それが、OUTATBEROだ。

言っておくがめっちゃかっこいい。記事の途中に貼ってあるYouTubeは絶対見て欲しい。

圧倒的なオリジナリティ

ギターの音やボーカルの具合なんかはUKっぽい。

やってる音楽は、昇華に昇華を重ねたようなプログレだ。
見えてくるジャンルは、ミニマル、エレクトロニカ、ダブ、シューゲイズあたりか。

ボーカルは近年のトム・ヨークみたいだが、よくいるレディへのフォロワーバンドという印象はあまり受けない。

それはサウンド面でも曲の構成でも、オリジナリティがはっきりしているからじゃないだろうか。
上手く言えないが、0から1が生まれる瞬間を凝縮したような個性だ。

個人的にはボーカルのエフェクトとドラムの音が好きだ。この2つの音だけで聴いていられそう。

ライブがすごい

この手のバンドに多いのが、音源に手を入れまくって、ライブが劣ってしまうパターン。

半分DTMのような感覚でレコーディングしてしまうと再現度が低くなるということ。

しかし、OUTATBEROはライブがいい。

1度しか見てないので詳しくは言えないところがあるが、きちんと音のクオリティを落とさずにライブで表現できているのは、技術の高さが伺える。

先にも言ったが、ボーカルのエフェクトがライブでもめちゃくちゃ映えている。

ただ、どうもメンバーの入れ替わりが多いのかな?

クオリティが高いだけに、固定して活動できないのは本当にもったいない。

DTMerに聴いて欲しい

OUTATBEROの要素に、ビートの質の高さがある。

前半の生ドラムと後半の電子ビートがいい化学反応を起している。

非常にタイトな生ドラムの音と、サンプラーのビートの音が混在してるのはバンドならでは。

OUTATBEROはバンドの音楽に嫌気がさして電子音楽に走ったような人にこそ聴いて欲しい。

今時まだギターなんて使ってるの?なんて言っちゃう人にこそ聴いて欲しい。

まだまだバンドもイケてるぞ。何も4つ打ちのサビで同じフレーズを繰り返すだけがバンドではないのだ。

流行や大衆性なんて度外視してそうなOUTATBEROの姿勢なら、世の偏見に満ちたDTMerにも好感が持たれそうだ。

あわよくば日本で売れて欲しい。

こんなバンドが売れる日本にならぬものか。

 

OUTATBERO

数枚のデモ音源を発表後、日本国外でもリリースされた1stアルバム「CUPRUNOID」は軒並み高評価を獲得、iTunesオルタナティブチャート1位獲得する。EUツアーを経て2ndアルバム「ARM」リリース。Melt-Banana、 Cinema Staff、envy、 group inou、iLL(SUPERCARの中村弘二のソロプロジェクト)、トクマルシューゴ等と共演、企画『You Know』にてTHE NOVEMBERSやオワリカラ、 Uri Gagarn 、CARDなど様々なアーティストを招聘。英国 マーキュリー賞を受賞したThe XXや Pitchforkで9.3を獲得したNO AGEなどの多数の海外アーティストとも共演している。

http://www.outatbero.org/

 

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