ロック系のエレクトロニカ。organic stereoの叙情的音楽

   

organicstereo

2012年にRallye Labelよりリリースされた2ndアルバム『Let Go』。

小気味よいテンポのポップかつロックなエレクトロニカ。

テレビ番組などメディアのBGM制作でも活躍のorganic stereoの音楽は、僕の昼下がりのひと時をご機嫌にしてくれる。

 

匂うポストロック臭

表題曲になっているLet Goという曲。

後半の歪んだギターとピアノの絡みなんてかなりポストロックの影響を感じる。

ドラムの音の配置にもアルペジオのコード進行にもどこかExplosions in the skyのような壮大な美のロックの気配が漂う。

[.que]やausと似たような音使いだが、organic stereoはちょっと重いというか、よりストーリーのあるドラマチックな展開の曲が多い。

ロックバンド出身のエレクトロニカ好きにはフィットしそうだな。

 

そもそもポストロックとエレクトロニカは音響という意味でも共通点が多いし、双方が好きっていう人もたくさん居るから全然変わった話でもないのだが。

 

euphoriaというバンド

実はポストロック臭も納得の経歴がある。

というのも、organic stereoはバンドをやっているのだ。

ともかく聴いてほしい。

代表曲のsilent roar。

静かな唸りと題された通り、感情が剥き出しのポストロック。

同じコード進行がひたすら続くだけだが、めちゃくちゃ力強さを感じる名曲だ。

 

海外でも人気のeuphoria。

上海で800人ソールドアウト。すごい。

 

euphoriaとorganic stereoの曲、全く形態は違うが雰囲気にどこか共通点があるのはなんとなく感じるだろう。

 

ロック系エレクトロニカの流行

ロックとエレクトロニカという一見真逆に感じる2つのジャンルだが、実はこのように相性がいい場合もあるのだ。

 

いくつか例をば。

ハイスイノナサは逆にバンドでロックとエレクトロニカを融合している。

残響っぽい感じは苦手だが、一つ一つの音の分離がキレイでカッコいい。

ライブが凄いらしい。見てみたい。

 

juliet Heberle(ボーカル)とarabesque Choche(コンポーザー)によってバーチャルワールドという国境のない果ての地で結成された音楽ユニット、Chouchou。

この曲めちゃくちゃカッコいい。特に前半のビートが最高だが、中盤にギターが入ってきてからは一気にロックになっていく。

ノイズやミニマル、エクスペリメンタルからの影響も感じる。

おそらく、なんでもできるタイプの音楽家だろう。嫉妬。

 

ロック×エレクトロニカと言えば轟音になりそうなイメージがあるが、繊細でカッコいいものも多いのだ。

Sabiはかなり音楽に幅を持っているが、この曲は細かいビートのピアノのニュアンスがポストロックっぽい。

無理矢理じゃね?と感じる人も居そうだが、そう思ったらごめんなさい。そうかもしれないです。

 

聴きやすい音楽

ロック系エレクトロニカは何と言っても聴きやすい。

コード進行も叙情的だし細かい音が詰まっていてイヤホンで聴いてて面白いんだよな。

個人的にはアンビエントの方が好きだが、こういったエレクトロニカはこれからさらに流行ってきそう。

 

とりあえずまずはorganic stereoを聴いて欲しいものだ。

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