空間を切り裂く歌声、ANYOというバンド

   

ANYO

1音目から空気が変わった。

ボーカルの歌声に息をのむ。

そのまま呼吸が出来なくなるかと感じた。

それほどに歌声に惹き込まれた。

 

 

大阪で活動する4ピースバンド、ANYO

ビョークを彷彿とさせる歌声が、轟音ポストロックサウンドを切り裂いていく。

僕は普段あまりロックバンドを聴かないが、ANYOはハマった。

なんだこの生々しさと迫力は。

 

なにわのビョーク

大阪ならなんでも“なにわの”って形容するのは日本人の悪いクセだ。

それにしても痛快なまでに突っぱねるサウンドだ、ANYO。

ANYO

間違えても、「これからもどうぞよろしくね」なんて言って寄り添ってはくれない。

彼らに取扱説明書なんて無いのだ。

 

1%も媚びない

僕はこのバンドのメンバーの性格までは知らないが、たぶんドSだ。

お世辞なんて言わないし、嫌なことはすぐ顔に出す。

嫌いな食べ物は食べず、赤信号でも隙があれば渡る。

 

サウンドも歌も全く媚びてこない。

ストイックな楽曲作りが、聴く人の息を止める。

しかし滝のように、轟音を立てながら嗚咽のように息吹を上げる。

曲に命を感じるというかね。

エモーショナルだ。

これからも貪欲に表現を研ぎすましていってほしい。

ラブコールだ。

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